2026年7月18日土曜日

大暑の意味と由来|暦で知る夏の盛りを乗り切る過ごし方

ひまわり 大暑

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

今日、718日は私の誕生日です🎂✨

また一つ、新しい1年を迎えられたことを、

とても嬉しく思っています😄

 

さて、カレンダーはいよいよ7月下旬へ。

723日には、二十四節気の第十二番目

大暑(たいしょ)」を迎えます。

 

「大いに暑い」という、名前を聞くだけで汗がにじんできそうな

季節の到来です。

でも、ただ「暑くて大変な時期」として過ごすのはもったいない!

今日は、一年で最も熱気あふれるこの季節の由来と、

先人が遺してくれた「夏を健やかに乗り切る知恵」を

たっぷりお届けします。

 

太陽が主役、一年の「熱気のピーク」へ

「大暑(たいしょ)」は、文字通り一年で最も暑さが厳しくなる

時期を指します。

 

梅雨明けのみずみずしい青空から、ジリジリと照りつけるような

力強い太陽の光へ。

街を歩けばどこからか夏祭りの太鼓の音が聞こえ、

夜空には大輪の花火が舞う、まさに「日本の夏」の原風景が広がる

季節です。

 

また、この大暑の期間は、雑節でいう「夏の土用」の真っ只中。

「暑さで体調を崩しやすい時だからこそ、しっかり食べて、

しっかり休もう」

そんな、現代の私たちにも深く刺さるセルフケアの知恵が、

この暦にはたくさん詰まっています。

冷たいお茶を片手に、ぜひリラックスして読んでもらえると

うれしいです!

 

暦のズレと、現代の夏

大暑について、少し面白い豆知識をいくつかご紹介します。

 

二十四節気の第12番目

春から始まった二十四節気も、これでちょうど半分。

夏の最後の節気にあたります。

ここを過ぎると、暦の上では「立秋(秋の始まり)」を迎えます。

 

実際の最高気温とのズレ

「一年で一番暑い時期」とされていますが、現代の日本の

気象データを見ると、実際に最高気温を記録するのは8月上旬

(次の「立秋」の頃)が多いです。

これは、太陽の熱がじわじわと大地や海を温めるまでに、

少し時間がかかるため。

暦の「大暑」は、太陽のエネルギーが最も満ちているサインとして

捉えると面白くありませんか?

 

お中元の時期とおもてなし

日頃の感謝と、相手の健康を気遣う「お中元」。

地域によって時期は異なりますが、この大暑の頃に届くお中元は、

まさに「暑い夏をこれで乗り切ってね」という優しい思いやりそのものです。

 

むせ返る熱気と、突然の恵み

大暑の15日間は、夏の自然が持つ「静と動」の二つの表情を

鮮やかに描き出しています。

 

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

桐(きり)の木が、次の春に咲かせる花のツボミ

(実のような形)を早くもつけ始める頃です。

一年の最も暑い盛りに、植物はもう「次の次の季節」の準備を

始めているのですね。

自然の生命力に驚かされます。

 

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

「溽暑(じょくしょ)」とは、蒸し暑さのこと。

強い日差しで温められた大地が湿気を含み、むせ返るような熱気が

立ち上る頃です。

日本の夏特有のジメッとした暑さを、先人は見事に表現しています。

 

大雨時行(たいうときどきふる)

夏の午後に、ゴロゴロと雷が鳴り響き、バケツを

ひっくり返したような「夕立(ゲリラ雷雨)」が激しく降る頃です。

一時の大雨は、激しい暑さに火照った大地を

クールダウンしてくれる、天然の水打ちでもありました。

先日テレビを見ていてゲリラ豪雨は公的な呼び名でないとの

ことだったので、正式な呼び名を使ってみました~

 

これだけは知っておきたい「夏土用」のハナシ

大暑の時期と重なる「夏の土用(立秋前の約18日間)」。

土用の豆知識をここにギュッとまとめました!

 

「土用の丑の日」に鰻を食べる理由

江戸時代の天才・平賀源内が、売れない鰻屋のために

「本日、土用の丑の日」と看板を出したのが始まりという説が

有名ですが、実は万葉集の時代から「夏痩せには鰻が良い」と

言われていました。

ビタミン豊富な鰻は、科学的にも夏バテ予防に抜群です。

 

「う」のつく食べ物で魔除け

鰻だけでなく、実は「う」のつくものなら何でも縁起が良いと

されています。

食欲がない時は「梅干し」や「うどん」、水分補給には

「瓜(スイカ、きゅうり、ゴーヤ、メロン)」がおすすめ。

どれも体を労わる理にかなった食材ばかりです。

 

夏祭りや盆踊りの本当の意味

この時期に全国で行われる夏祭り。

実は華やかなお楽しみだけでなく、昔は「暑さで疫病が

流行りやすい時期だから、神様を慰めて病気を追い払おう」

という切実な祈り(悪霊退散)や、ご先祖さまをお迎えする意味が

込められていました。

 

★夏土用の過ごし方についてはPinterest でもご紹介しています

➔ Pinterest

 

無理せず、涼しく、五感を潤す

一年で最も暑いこの時期を、現代の私たちが心地よく、

元気に乗り切るためのアイデアをまとめました。

 

「う」のつく食材や夏野菜で美味しく養生

土用の丑の日にはぜひ鰻を。それ以外の日は、

トマト、きゅうり、ゴーヤなどの夏野菜をたっぷり摂って

みませんか?

また、桃やスイカなど今が旬の果物は、天然の水分と糖分を

補給してくれる優秀な味方です。

 

エアコンを賢く使って、室温は28度を目安に

無理な我慢は禁物です。

設定温度を適切に保ちながら、除湿機能を上手に使って、

お部屋を快適な「避暑地」に整えましょう。

 

活動は「早朝」と「夕方」の二部制に

日中の最も暑い時間帯は、お家でかき氷を食べたり、

読書をしたりして適度に休息を取るのが令和時代の新常識◎

お散歩や庭仕事、海やプールへのお出かけは、涼しい朝夕の時間を

有効活用しましょう。

 

日本の夏の風物詩、夏祭りや花火大会へ

お気に入りの浴衣を着て、花火を見上げたり、

盆踊りの輪を眺めたり。

夜風を感じながら過ごす時間は、夏の暑さを一瞬忘れさせてくれる

特別な魔法です。

 

お盆の時期を意識して、心にゆとりを

日本の夏の大きな行事といえば「お盆」ですが、実は地域によって

時期が異なります。

東京など一部の地域では、まさにこの大暑の少し前

713日〜16日の新盆)にお盆を終えたばかり。

一方で、全国的には8月中旬(旧盆)に迎える地域が多いですよね。

すでにお盆を終えられた方はご先祖さまをお見送りした

余韻を感じながら、これから8月にお盆を迎える方は少しずつ

お墓参りの計画を立て始めるなど、それぞれの地域のリズムで、

心にゆとりを持たせて過ごしたい時期です。

 

自分を一番に労わる夏に

誕生日を迎えた今日、私は改めて「自分の体を大切にすること」の

大切さを感じています。

昔のようにクーラーがなかった時代、先人たちは食べ物や

風習の力を借りて、この大暑の厳しさを乗り越えてきました。

 

現代を生きる私たちも、便利な道具を頼りつつ、暦が教えてくれる

「養生の心」を忘れないようにしたいですね。

どうぞ無理をせず、冷たいスイカをひとくち食べて、

ほっと一息つく時間を自分にプレゼントしてあげてくださいね。

 

皆さまがこの大暑を元気に乗り切るために、実践している工夫は

ありますか?

また、「お誕生日のメッセージ」などもコメント欄でいただけたら、

とても喜びます…❗

 

ご感想やリクエストなどはコメント・お問合せ欄のほか、

下記のお問合せフォームでも受け付けています。

また、Pinterestではお勧めの過ごし方を抜粋してご紹介しています。

あわせて見ていただけますと嬉しいです。

お問合せフォーム

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それでは本日はここまで。

読んでいただきありがとうございました。

どうぞ、涼やかで素敵な夏をお過ごしください。



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2026年7月2日木曜日

小暑の候と暑中見舞い|夏の暦とならわし

蓮の花
蓮の花(神奈川県 三渓園/ 2025年撮影)


皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本日、72日は暦の上では半夏生(はんげしょう)

夏至の締めくくりであり、農作業の一区切りをつける

大切な雑節です。


(夏至と半夏生についてはこちらでも読めます↓)

夏至とは?一年で最も昼が長い日|暦で知る太陽の恵み

半夏生2026


そして、77日に、暦では二十四節気の

第十一番目である小暑(しょうしょ)を迎えます。

空を見上げると、梅雨特有のどんよりとした雲の隙間から、

時折のぞく青空の青さが、これまでよりずっと深く、

濃くなっていることに気づきます。


いよいよ、本格的な夏がすぐそこまでやってきていますね…!

本日は、まもなく訪れる夏本番を元気に、そして

風情たっぷりに迎えるための「小暑の暦とならわし」を

一緒に紐解いていきましょう!


梅雨明けの予感と、夏のご挨拶

小暑という言葉を聞くと、皆さまはどのような

イメージを持ちますか?

文字通り「小さく暑い」と書くこの時期は、本格的な

夏の暑さが幕を開けるサインです。


まだ梅雨の真っ最中な地域も多いと思いますが、

蝉の鳴き声がどこからか聞こえ始め、肌をなでる風の温度が

一段と高くなるなど、季節の主役が完全に夏へと入れ替わる

時期でもあります。


また、この小暑を迎えると、暮らしの中で始まるのが

暑中見舞いです。

エアコンの効いた部屋で過ごすことが多い現代だからこそ、

一歩外へ出て、夏の光や風を肌で感じ、大切な人の健康を気遣う。


そんな、"ニッポンの夏"ならではの丁寧な暮らしのヒントが、

この小暑の暦にはたくさん詰まっています。


満ちゆく暑さと、夏の「土用」

小暑の15日間は、ただ暑くなるだけでなく、

日本の夏を彩る大切な行事や節目がギュッと凝縮されています。

夏至で太陽の光がピークに達した後、遅れてやってくる

地球の「熱気」が本格化し始める時期です。


「暑中見舞い」の正しい期間

お世話になった方や大切な人へ送る暑中見舞い。

実は、出す期間が暦できっちり決まっているのをご存知ですか?


正解は、

小暑(77日)から、立秋の前日(86日)までです。


まさにこれからの約1ヶ月間が、暑中見舞いのベストシーズンに

なります。


梅雨明けとの関係

例年、小暑の期間の終わり頃(7月中旬〜下旬)になると、

各地で「梅雨明け宣言」が出されます。

じっとりとした雨の季節が終わり、抜けるような夏空が

広がるのは、この小暑のクライマックスです。


今年の梅雨は「梅雨らしい」梅雨と言われていました。

その間に台風や地震などもあり落ち着かない日々を

過ごしている方もいるかもしれません。

どうぞ安全第一でお過ごしくださいね。


「夏の土用」の始まり


小暑の期間の後半には、次の季節(秋)を控えた

夏の土用が始まります。


1年で最も暑さが厳しくなり、体力を消耗しやすい

時期だからこそ、先人たちは衣類や本の虫干しをしたり、

特別なものを食べて養生したりしてきました。

2026年の夏の土用は720日から86日になります。


七夕との重なり

2026年の小暑は、ちょうど77日。

織姫と彦星が年に一度出会う七夕の当日です。

小暑の始まりを祝福するかのように夜空に天の川が流れる、

とてもロマンチックな巡り合わせの年ですね。


風の温度と、水辺の目覚め

小暑の15日間は、自然界が「真夏モード」へと一気に

シフトしていく様子が描かれています。


温風至(あつかぜいたる)

吹き抜ける風が、これまでの生温かい湿気から、

じわじわと肌を焦がすような「熱い風」へと変わる頃です。

この風を感じたら、いよいよ夏本番の到来です。


蓮始開(はすはじめてひらく)

泥の中からすっと茎を伸ばした蓮(ハス)が、

清らかな大輪の花を咲かせ始める頃です。

朝早くに優雅に開き、お昼前にはそっと閉じてしまう蓮の花。

その凛とした姿は、夏の朝だけの特別なご褒美です。


鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)

春に生まれた鷹の雛たちが、一人前の猛禽類として空を飛ぶ

方法や、獲物を捕らえる技を学び、巣立ちの準備をする頃です。

自然界の若い命が、夏の強い光を浴びて、たくましく

成長していく姿が目に浮かびますね。


心身を健やかに保つ先人の知恵

小暑の時期に行われる伝統行事には、どれも

「暑さに負けず、元気に夏を乗り切ろう」という祈りが

込められています。


七夕(しちせき/たなばた)の節句

五節句の一つ。

笹の葉に願い事を書いた短冊を飾る文化は、もともと

「手芸や習い事が上達しますように」という織姫に

あやかった願いから始まったとされています。


五色の短冊がサラサラと夏の風に揺れる音は、涼を運んでくれます。


暑中見舞いの習慣

エアコンがなかった時代、最も体調を崩しやすかった

「暑さの盛り」に、離れて暮らす親戚や友人の安否を尋ね、

果物などを贈り合ったのが始まりです。

手書きの一筆が、相手の心に一涼の風を届けます。


夏の土用と「土用の丑の日」

土用の期間にある「丑(うし)の日」には、「う」のつくものを

食べると夏バテしないという言い伝えがあります。


代表格の「鰻(うなぎ)」はもちろん、梅干し、うどん、

瓜(スイカやきゅうり)などを食べて、胃腸を労わりました。

2026年の夏の土用の丑の日は726日になります。

(夏土用の過ごし方はこちらでも紹介しています

Pinterest


涼を呼び込み、夏を味わう

これから始まる厳しい暑さに負けないよう、

小暑の時期ならではの「心地よい暮らしのヒント」をご紹介します。


大切な人へ、1枚の「暑中見舞い」を出す

最近はメールやSNSで済ませることが多いご挨拶ですが、

あえてお気に入りのポストカードを選び、手書きで

「暑中お見舞い申し上げます」と書いてみませんか?


金魚や花火、スイカのイラストが描かれたハガキは、

受け取った人の心をふっと和ませてくれます。


早起きをして「蓮の花」に会いに行く

蓮の花が最も美しく開くのは、

朝の7時から9時頃と言われています。

まだ少し空気がひんやりとしている早朝、

水辺へ散歩に出かけてみてください。


音が聞こえてきそうなほど静かに力強く咲く

ピンクや白の花びらは、見ているだけで心が洗われます。


五感で楽しむ「ニッポンの涼」を取り入れる


五感を使って、お家の中に涼しい風を呼び込みましょう。

風鈴を吊るす: チリン、というチタンやガラスの澄んだ音は、

脳に「涼しさ」を感じさせてくれます。

打ち水(うちみず)をする: 朝や夕方、玄関先やベランダに

水を撒くことで、気化熱によって周囲の温度が下がります。

すだれ・よしずをかける: 直射日光を遮りつつ、風だけを通す

先人の優れた知恵です。


夏バテを防ぐ「食の準備」

トマトやきゅうり、ナスなどの夏野菜は、体にこもった熱を

逃がしてくれる働きがあります。

また、少し酸っぱい梅干しや大葉、生姜などの薬味をたっぷり

使った料理は、暑さで落ちがちな食欲を刺激してくれます。


エアコンの賢い使い方と体力づくり

無理な我慢は禁物ですが、冷えすぎも自律神経を乱す原因

になります。

設定温度を適切に保ちつつ、涼しい朝や夕方の時間を

有効活用して、軽くでもウォーキングをするなど、

夏本番に負けない体力作りを始めましょう。


土用の丑の日に向けた「鰻の計画」

今年の夏の土用の丑の日に向けて、

どこでおいしい鰻をいただくか、

あるいはどんな「う」のつく料理を作るか、

今から計画を立てるのも楽しい時間です。


どんな「小暑」を過ごしますか?

「暑い、暑い」と、ついつい家の中に閉じこもりがちに

なってしまうこれからの季節。


だけど、暦に目を向けてみると、

朝一番に咲く蓮のみずみずしさや、夜空に揺れる七夕の短冊、

そして風鈴の音色など、夏だからこそ出合える

「特別な美しさ」がたくさん散りばめられていることに

気づかされます。


本格的な夏が始まる小暑の15日間。

皆さまは、どんな工夫でこの暑さの始まりを楽しみますか?


「我が家も風鈴を出しました」

「今年は久しぶりに暑中見舞いを書いてみます」

「朝活で蓮の花を見に行く予定です」

そんな皆さまの小暑のひとときや夏の準備を、

ぜひコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。


暑さに負けず、みずみずしい笑顔で、

輝かしい夏の一歩を踏み出していきましょう!


ご感想やリクエストなどはコメント・お問合せ欄のほか、

下記のお問合せフォームでも受け付けています。

また、Pinterestではお勧めの過ごし方を抜粋してご紹介しています。

あわせて見ていただけますと嬉しいです。

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それでは本日はここまで。

読んでいただきありがとうございました。

皆さまの毎日が、心地よい涼風に満たされますように。



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はじめに|日々に息づく季節を感じる私の始まり

初めまして。 水に紫と書いて「みあ」と申します。 本日より「季節の便り、暦のあれこれ」を始めることになりました。 どうぞよろしくお願いいたします。   こちらでは二十四節気や七十二候、年中行事や雑節などの暮らしの中に ひっそりと息づく “ ニッポンの暦 ”...